読書録:UIデザイン関連の書籍

デザイナーのニタバルです。
今回は個人的な読書録です。最近読んだUI関連の書籍について。

※ UIというと幅広いですが、当記事ではWebサービスやスマホアプリなどのUIデザインを差しています。

『はじめてのUIデザイン 改訂版』

『はじめてのUIデザイン 改訂版』書影

タイトル通り初心者を想定した内容で、UIデザインに必要となるであろう知識や姿勢について順を追ってまとめられています。
UIデザインのための「さしすせそ」といった感じで、あえて要点だけに留めてある項目も多いですが、その上でより詳細な知識が必要な場合には関連書籍やWebページの紹介があります。知識のとっかかりにしたり、基礎を知るためにはおすすめです。

より具体的・応用的な内容を知りたい人にはあまり向いていませんが、全体像を見ながら自分に足りない部分を知るのにはいいかもしれません。
私自身、キャリアの中心はWebサイトのデザインで、アプリなどのデザインに関わるようになったのは今の会社に入ってからになります。まだまだ学ぶべきことは多く、改めて基礎を振り返るためにこの本を読みました。基礎の振り返りは点の積み重ねを線として認識するのに役立ちます。

『【新版】UI GRAPHICS
成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX

ビジュアル中心の事例とテキスト中心の論考とが交互に編成された一冊です。

事例はテーマごとに分けられています。スマホアプリが多めですが、テーマによってはWebサービスやコンポーネントなども紹介されています。
2018年発行なので現在は使用できないサービスも多少含まれていますが、ビジュアルがカラーで大きめに掲載されているので十分参考にできそうです。

テキストパートは実務的な内容ではありませんが、複数の執筆陣による様々な視点での考察が掲載されていて興味深いです。
この新版が発行された2018年の論考だけでなく、2015年に発行された際のものもアーカイブとして収録されており、今と比較しながら読むと5年の間での変化も感じられておもしろいです。

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